13_08_16
1日目

それではギブソンヴィンテージのリペア開始です
まずは現状確認から始めましょう


なんと神々しい・・・・ギブソンヴィンテージですです

 

モデルは J-50 DELUXE

上の写真でも判るようにスクエアショルダーになっています
1970年代でしょうか

ん???

じぇじぇじぇっ!!!!

なんとブレースが剥がれています
0.1mmのシックネスゲージがすかっと入ります

うーん、何とかしてあげたいですね

一応ほかの部分もゲージを当ててみたのですが
剥がれているのは幸いこの部分だけのようです(たぶん・・・)

この部分の修理は最後にしておきましょう

はい、問題のバインディングです

わかりにくいですね

これならどうだ

見事にバインディングが朽ちかけています
鼈甲柄のバインディングです
おそらくはセルロイドでしょうか
退縮してぼろぼろになっていますね

なんでも依頼主さん曰く

「弾いているとポロポロ剥がれ落ちるんです」

だそうです

確かに爪でひっかいただけで剥がれ落ちてきます

それにしても見事に経年変化するものですね

早々にバインディングを外していきましょう

まずは鎌毛引でバインディングの境目に切り込みを入れます
バインディングを剥がしたときにボディーの塗装も持って行かれそうなので、その防止策です

ピンセットでちまちま剥がしていきます

バインディングを剥がしていて判ったのですが
白・黒・白のパーフリングもかなり痛んでいて
バインディングと一緒に剥がれ落ちてきます

パーフリングも交換することにしましょう

ふう、やっとこすべてはがし終わりました

まあまあきれいに剥がすことができました

パーフリングは白・黒・白それぞれ0.5mmで計1.5mm
バインディングはかなり厚めの2.2mm、高さが7.5mm

そんなバインディング持ち合わせていません!!

当初はプラスティックのパーフリングとバインディングを巻こうと思ったのですがサイズが合いません

どうしよう・・・・・

とりあえず木製のパーフリングを巻きましょう

大和マークさんから購入してあった物を使います
サイズはピッタリです

とりあえず完了

しかしながら問題点も見えてきました
タイとボンドでパーフリングを貼り付けたのですが
はみ出たボンドを濡れ雑巾で拭き取ると
ボディーの塗装面が激しく曇ります
塗装もかなり経年変化しているのでしょう

塗装面を濡らさない処置を施さなければなりません

とりあえずパーフリング巻きは完了です
問題は妙なサイズのバインディングです

塗装面もコンパウンドで軽く磨くと復活するようです

とりあえず塗装面の保護を施しましょう

低粘着のマスキングテープで保護することにしました
この作業老眼鏡なしでは無理です!

全体をマスクします

これで思い切って濡れ雑巾ではみ出たボンドを拭き取ることができますね

ボディーバックのバインディングもきれいに剥がしておきましょう

んでもって、サイドとバックもマスキングです

 

バインディング作ることにしました!!!

メイプルの端材から切り出します
まずは3mm程度の厚さで挽き割ります

挽き割り完了

今度は7mmでカットします

こんなんできました

ここからさらに加工していきます

バインディングに黒・白・黒のパーフリングを貼り付けていきます
1時間ほどクランプしておきましょう

さすればこの様なバインディングができあがりました
パーフリングの方がサイド材の内側に来るように接着していきます

さらに厚さ、高さを微調整していきましょう

スピンドルサンダーを使って少しずつ所望の厚さと高さに削っていきます

少し削ってはボディの切り込みに合わせるの繰り返し

やっとこ所望のサイズに加工することができました

はい、完成

っといっても、全部で4本使うので
あと2本作ります、以下略ってことで

さすがに厚さが2.2mmもあるのであらかじめボディーに合わせて曲げることにします

ベンディングアイロンでボディーに合わせながら少しずつ曲げていきます
水で湿らさなくても曲がります!!!

このくらい曲げておけば付けるのが楽でしょう

さあ、付けていきますか!

ここからは時間の勝負、タイトボンドのオープンタイムは5分
意外と短いんです

今度オープンタイムが長いタイとボンドUを試してみたいと思います
ちなみにタイトボンドUのオープンタイムは15分です

さすがに写真撮影する時間がありませんでした

ボディーの内側とサイドの内側に黒・白・黒のパーフリングがくるように付けてみました

一応デラックスっぽいでしょうか・・・・

木を使った理由はもう一つあります
プラスティックのバインディングだとアセトンで接着することになるのですが、はみ出たアセトンで塗装が持ちそうにもないからです

何せ水でもヤバイくらいですからね

はい、半分完了

この調子で表も裏もやっつけていきましょう

表完了です

裏もやっつけます

これはまだ接着していないのですが
これくらいきっちりと曲げておくと気持ちがよいです

手順は表と同じなので以下略
んでもって明日まで放置です

次回予告

とりあえずバインディング仕上げます

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