19_07_12

さあ、今日は何をしましょうかねぇ〜
とりあえずネックを仕上げましょう

昨日仕込んでおいた接着剤も硬化したようなのではみ出たフレットを削ってエッジにテーパーを付けます

サクッとやってしまいました

きっちりとフレットを打ち込んであるので擦り合わせすら必要ないのかもしれませんが

一応確認の意味ですり合わせを行います

マジックで色を付けて確認しやすいようにしておきます

この擦り合わせ用の道具は普通の角パイプなのですが裏側の面は完全にフラットになるようレベルをとっています

貼り付けているペーパーは#1500です

それでは軽くなでるように擦り合わせていきましょう

やはり擦り合わせがいらないレベルですね

うっすらとマジックが剥げていますがばらつきがあるとこうはなりません

ファイリングも必要ないですね

よしよし!

んだばフレットのエッジを処理し磨いていきます

これが結構しんどい作業です

はい、完成!

ピカピカで気持ちが良いですね

エッジもこのとおり

引っ掛かりもなくとても滑らかです

ネックはもともとの塗装が薄いのでとてもいじりやすいです

とにかくネックの完成度は高くないのでしっかりと仕上げていきます

サンドペーパーは#180→#240→#320→#400→#600と番数を上げて丁寧にサンディングしていきましょう

いきなり番数を上げると傷と取るに一苦労します

仕上げはオイル、さらりとした手触りは極上です

 

オイルをたっぷりと塗り込み少しおいてふき取ります

はい、ネック完成です

どうですこのディティール!滑らかで美しい曲線
まるでうちの嫁さんの腰つきのようです

すみません嘘です

パーツをあさっているといつ買ったのか不明のペグが出てきました

一応GOTOHです、ペグはこれを付けましょう

ハウジング部に刻印してあるタイプなので明らかに最近の物ではないです

でも世界のGOTOHなので信頼性はあります
ギヤ比は1:15、一般的なギヤ比です。

この角度からの姿も美しい!

もともとはこれですからねぇ〜

見比べてみるとまるで別物です、ディティール大事です!

次はナットですかね

この得体の知れな白い木片は取ってしまいます

溝の底麺をフラットに削りなおして準備完了

ネックのナット幅は42mm、使用するナット材はお客さんのGibusonレスポールから外したビンテージタイプで少し黄ばんだナットから削り出しました、まあ廃材利用です

 

廃材利用のナット完成、ここから先は実際に弦を張って高さを調節して行きます
なのでナットはまだ接着していません

色合いが良いですね

さあ、3日ぶりにボディーとネックが合体します

それにしてもこの色は良いなぁ

まだら感がたまりません

ナットの高さが決まったなら弦を全て張ってレギュラーチューニングでテンションを掛けます

この状態でネックの反り具合をチェックし適正にトラスロッドで調整します

その後に弦高調整です、まず1弦と6弦の高さを決めます
今回は1弦12Fで1.5mm弱、6弦12Fで2.0mm弱です

それ以外のサドルは高くしておいてゲージを使って指板ラジアスに合わせて下げていきます

はい完成

最後にオクターブ調整して完了です

ちなみに穴をふさいでいるのは第32代アメリカ合衆国大統領のルーズベルト君です

10セントコインですね、アメリカのコインではこの10セントが一番小さいのでこれにしました、1セントも銅貨なので良いのですがこれよりも少し大きいのでボツでした

はい、3日めにして完成です!!

改良した点について

・ペグをGOTOHにしたのでチューニングが正確で狂いにくいと思います
・フレットを打ち換えたのでデットボジションはもとよりバリも無く運指とチョーキングが滑らか
・ノイズシールド処理によりノイズは皆無
・本来位置にあるVolポットを外してあるのでプレー中にVolが下がることが無い
・リアピックアップのリダイレクトによりトーンカラーが増えた、特にフロント&リアの組み合わせは使えると思います
・ブリッジサドルのイモネジを改良したことにより調整がしやすい
・ネックをオイル仕上げにしたので手触りはサラサラで極上

まあ、こんなところでしょうか、お疲れさまでした。

 

 

それでは PLAYTECH ST250 の評価です(あくまでも個人的な意見ですのであしからず)

・コストパフォーマンス ★★★★★
 この点に関しては申し分ないと思います、正直言って驚きです。だって、ちゃんと音出ますから!

・使用パーツ類 ★★☆☆☆
 ブリッジとペグはそこそこ良いと思いますが電装部品がちょっと・・・・特に要であるピックアップはパワーがなさすぎかなぁ〜、使い道はあると思いますよ。
 ただハーフポジションでハムキャンセルできるように配慮している点は評価に値すると思います。あとダブルアクションのトラスロッドが仕込んてある点も良いですね。

・材質 ★★★☆☆
 指板は謎めいた材ではありますが個人的に見た目は好きです、ネック材のメイプルもしっかりしてますし、何よりボディー材が針葉樹なのにマツヤニが出ていません!軽いのが良いですね。

・楽器としての完成度 ★☆☆☆☆
 フレットが打ってある弦楽器でフレット浮きは致命的ですね、あと細部のディティールや塗装の仕上げなども中途半端です。

・総評 ★★☆☆☆
 楽器は楽器としての機能を発揮しなくてはいけません、いくらコスパが良くてもフレットの打ち直しが必要だとしたら安い意味がありませんね(私が購入した個体のみかもしれませんが・・)。
 ピックアップの交換などエレキギター好きな方ならある程度の改造は出来るかもしれませんがフレットの打ち直しとなるとそうはいきません。
 いろいろと作業して思ったのですが、細部手を入れて組み上げなければならないキットギターが細部の手を入れることなく既に組みあがった状態のギターってな感じでしょうか、まあ、私としては暇つぶしになりましたけど・・・

 PLAYTECH を購入予定であれば参考になればよいと思います、ちなみにどんな有名メーカーでも個体差はありますのであしからず。

ちなみに今回やった作業を某E●Pさんでやってもらった場合を試算すると・・・・・・・恐ろしくて書けません、興味のある方は調べてみてください。

・シールディング処理 \
・リフレット \
・ナット作成、交換 \
・ブリッジ駒イモネジ改造 \
・ペグ交換(パーツ代含まず。) \
・Volポット交換(パーツ代含まず。) \
・Toneポット交換、改造(パーツ代含まず。) \
・モノジャック交換(パーツ代含まず。) \
・ネックの仕上げ処理及びオイル仕上げ \
・トータルチューニング(弦高・オクターブ・トラスロッドなど) ¥
・洗車料金 ¥

 

これにて 「PLAYTECH ST250 を徹底解剖」 終了です

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