11_05_02

GW突入、家庭サービスもせず工房に籠もっております
妻曰く「家の中にいないのが静かで一番の家庭サービスだ」意味解りません・・・・・
さておき、ため込んだ写真を一挙公開です!

まずは、ペグの穴あけをやっつけます
図面からトレースしてマークを付けてボール盤で穴を開けるだけです

線が見やすいようにマスキングテープを貼って
トレースしました

使用するペグはGroverのデラックス、2列刻印のものです
四角いケースががっちり作り込んでいて重量感もたっぷりです

仮装着!

直線も出ていてOKですね
微妙に上の方にハの時に開いています

リバース末広がり?っですか・・・

これは何をやっているかというと
インレイ加工用の刃物を作っているところです
スチューマックで買おうと思っていたのですが
作れそうだったので買いませんでした
なので作ります

貝に溝を掘るための刃物です
使わなくなった小さな組みヤスリを使って作ります

まずは荒削り、焼きが戻らないように
少し削っては水につけて冷やしながら進めます

粗方形が出来たら研ぎ上げます
これは水を絡めながら回転していますので
焼きが戻るほど熱くなりません
回転数も低いですけどね

はい、完成です
上が貝に溝を掘る刃物です

下は組みヤスリの横の部分の刃を削り取ったものです
これは何に使うかというと
フレットワイヤーのエッジを加工するときに使います
横の部分の刃がエッジを削るときに指板まで削ってしまうのを防ぐために
刃を削り落としてみました

ヘッドにはめるインレイ加工を行います
まず、デカールを貝に貼ります

 

このように貝に貼り付けて先ほどの刃物で溝を掘って
アウトラインをカットします

うーーん、完成度が低いなぁ〜
っと言うか、貝に溝掘るのめちゃくちゃ難しいです!

完成度が低いのでボツ!

約半日が水の泡です・・・・・

白蝶貝が堅いから溝掘りにくいのか?!

色々削ってみたのですがなかなか上手に出来ません
作った刃物の刃が鋭角過ぎるのかも知れませんね
改良の余地があります

ってなわけで悩んだ末に溝補掘るのはやめました
このようなデカールを貼り付けてアウトラインをカットすれば
このまま埋め込めます

かなり手抜き作業ですが
完成度が高いと言うことで
この方法に決定!

ちなみにこの状態でクリアー塗料を薄く吹いて
デカールを定着させております

それではカットしていきましょう
この母材は薄くスライスした貝を樹脂で積層に固めた母材なので
ブランクの貝より遥かにカットしやすいです

切れやすいといってもかなりしんどいです
アウトラインギリギリの線でカットしていきます

切り出し完了!

こいつをヘッドの上の部分のセンターにはめ込みます

ヘッドの表はあらかじめサンディングシーラーを軽く吹いておきました
固定してアウトラインを針でけがけば白くなります

あとはドレメルで彫り込めばOKですね

はい、彫り込み完了です

今回は大きめのトレードマークでもある羊のスカルをセンターに入れ
sheepgangの文字は入れないことにします
ロゴをこの位置に横に入れると字がかなり小さくなってしまうので
悩んだ末にマークオンリーで勝負します

ダイヤモンドインレイの部分に文字を入れることも考えたのですが
ヘッドがにぎやかになってしまうのでボツとします

ちょいとはめ込んでみました
ピッタンコです

黒く着色したエポキシで接着して
更にサンディングシーラーを軽く吹いて完了です

はい、こんな感じです
あとはサンディングしてクリアーを吹いてしまえばOKです

サンディングまでやっておきましょ

貝の上に貼り付けたデカールを削らないように
慎重にサンディングします

怖いのでこのくらいでやめます

大和マークさんからバインディングもろもろが到着しました
震災の関係で発注から到着まで8日かかってしまいました

購入したのはバインディングとパーフリング
幅広の物は自分の好きな幅にカットして使うバインディング材です
試しに1mm厚の物を購入してみました

さて、今度はバインディングを巻いていきます
2mm厚で幅が10mのバインディングです

いつも使うバインディングよりも厚さ、幅共に広いタイプのバインディングです
レスポールの場合カッタウェーの内側の部分が
どうしてもバインディングの幅が必要な物でして
このタイプのバインディングを巻いてみます

いつものようにアセトンをたっぷり塗って紙テープで圧着していきます
一晩も置けば完全に接着完了です

翌日です

シャクリ面ビットを使ってボディー端の厚さが50mmの位置まで
階段状にカットしておきます

アーチを付ける際にボディー端を削りすぎないようにするための目安の線です
それにしても分厚いですねぇ

アーチを付けていきましょう

まず、セーフティープレーナーで適当に階段状に削ります
かなり適当にやっております!!

ベビーサンダーに木工用のサンディング刃を取り付けて
階段の部分をガンガン削っていきます

これまたかなり適当にやっております
アッという間に出来てしまいました

メイプルだとこのようにはいかないと思います
メイプルから見るとかなり柔らかい材ですからねぇ〜、楽です

ここからは完全手作業

#100のペーパーでゴシゴシ削っていきます
この作業を1日以上やりました

削ってはアーチの感じを手で確認、この繰り返しです
手の感覚というのは恐ろしい物で
見た目には解らない歪みを一回なでるだけで感じ取ることが出来ます

納得が行くまでサンディングを繰り返します

お尻から映すとこんな感じまで進みました
もう少し滑らかなラインにします

アーチの具合が良く解りませんね
写真の撮り方が下手です

とりあえず一通りのアーチは出来上がりました

次はボディー裏のエッジを落とします
ポーズ面ビットでやっつけます

ビットのサイズは一番小さい1分(3mmR)を使います

なんてこと無い作業です瞬殺ですね
この作業も手作業でやろうとすると
結構エッジのRにムラが出てしまいますので
機械でやるのが一番です

さて、アーチの具合も納得出来るまで進めたので
トップの木地着色を施します

まず、ボディーサイドとバックをマスキングしておきます

ブラウンをシンナーで薄めて
染色します

かなり薄く染色しました

・・・・ん?なんか汚いなぁ

まあ、ここまでやったんだから進めるか・・・・・・・いやな予感

こんどは黄色で染色
見た感じはどうでしょう??????

汚い!!

カーリーの目によっては、最初に染色したブラウンが筋状に染まっています

これなら解ると思います
汚いでしょ

やり直し!!!

ってなわけでこの後もう一度サンディングすることになったのは
言うまでもありません

今度は失敗しないように
色々テストしてからやることにします

最初のテストは何だったんだか・・・・・

とりあえずフィラーを塗ってから染色してみます

上半分がフィラーを塗った部分です

上半分と下半分の違いが解ると思います
フィラーを塗った上の方が綺麗に染色されています
まあその分深みというか何というか・・・・

木地染色(素地染色とも言う)は本当に難しいです

顔料での染色も試みます

結論から言うと
顔料染色は私のイメージとは異なりますので
顔料染色はボツです

色々テストした結果、最初にブラウンを染色するのは危険と判断
フィラーよりもサンディングシーラーを塗り込んだ方が
綺麗に仕上がることを確認しました

一度色を落としたボディーにサンディングシーラーを塗り込んで
再度木地着色を行います!

イエローの染料をシンナーで薄めて塗り込みます

今度は良いようですねぇ
若干黄色が薄いので
あと2・3回塗り込みます

こんなモンで良いでしょう!
写真ではかなり黄色く写っていますが
実際はもう少しくすんだ黄色です

木地の元色がメイプルほど白くないので
その関係で真っ黄色にはなっていません

バインディングに乗った色をスクレイパーでそぎ落とします

この作業は結構神経使います
実はこの後バーストかけるので2度手間となってしまいました

バーストかける前にネック付けてしまいます

作業の順番としては
バーストかけてからネック付けようかと思ったのですが
何を思ったのかネックを付けてしまいました

バーストかけるときのマスキングが面倒になります

何はともあれたっぷりとタイトボンドを付けて接着です

クランプして一晩おきましょう

はい、ネックの接着完了です

これで心おきなくバーストかけることが出来ます
その前にどの程度のバーストにするかサンプルを確認します

私のイメージは写真中央(2010東京ギターショー)の
レモンドロップというかハニーバーストというか
こんなイメージです

かっこ良いですねぇ
ギブソン3兄弟ですね
ロックの王道達です

元ガンズ・アンド・ローゼスのギタリスト、Slash, 本名:Saul Hudsonモデルです

このカラーも捨てがたいですねぇ
クールです

カラーリング悩みます・・・・

考えた末、よく見ないと解らないほどのバーストをかけることにします

まずはマスキング

 

黄色のステインにブラウンを少々溶いて
シンナーでかなり薄めた塗料を吹きます

この写真は吹いた後の写真です
微かにバーストかかっています

見る角度によって、微妙に解ります
渋めの色に仕上がりました
クリアーを乗せるともう少し鮮やかになると思われます

この角度だと微かにバーストかかっているの解るかと思います

更にサンディングシーラーの上塗りのための準備も進めています
ネック部分にかなり厳重なマスキングが施されています

ヘッド部分もこの通り
マスキングテープを4重に貼ってあります
指板にシンナーが浸透するとやっかいですので
厳重にマスクしておきます

それではサンディングシーラーを全体に上塗りしていきましょう

トップ部分は1回で良いかと思われます
サイド、バック、ネックは2〜3回は吹かないとだめでしょうね
何せ導管が深いですから

一応トップ以外はフィラーの下塗りはしてあります

今回はこのように天井からぶら下げて塗装することにします
右方向が上です

シールドジャックの取り付け穴から針金を通して
天井からぶら下げます

天井からこのように針金で吊ります

いざ、塗装!

外はすっかり暗くなっています
それにしても狭い工房がご覧のように曇っています

防塵マスク無しでは耐えられません

裏はこんな感じです

サイド、バック、ネックはこの後着色を施します
まずは明日まで放置です

【次回予告】

ボディーバック、サイド、ネック裏の着色です

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