5_09_20

構想から1年8ヶ月、ついに完成です!


残りの作業はフレットの仕上げとサドル及びナットの加工を残すだけ

それではフレットの仕上げからやっつけていきましょう
いつものようにドレメルにフエルトバフを付け、緑棒で磨いていきます

エッジはいつもの球型です

まあ、さほど時間はかかりませんね
ご覧のように全てのフレット磨きが完了
ぴかぴかで気持ちが良いです

次いでサドルを加工していきましょう

当初、既製品のサドルを使おうかと思っていたのですが
少々問題が発生して作り直すことにしました

使用する素材は無漂白の牛骨です
厚さは3mmってところでしょうか

それでは加工していきましょう

まずは厚さを調整していかなければなりません

#320のペーパーで少しずつ薄くしていきます

厚さは2.82mmってところでしょうか

これでもまだ厚くて入りません
あと0.1mmくらい薄くします

※このマイクロメーター、購入してから30年近く経ってます・・
 道具は大事に使うと死ぬまで使えますね、物は大事に使いましょう

概ね厚さが整ったならRを付けていきます

指板Rが14インチRなのでサドルもそれに合わせて加工します

これでOKでしょう!

次に先端部分の加工です

写真では解りにくいですねぇ
まあ、こんな感じで作業進めています

ウエスで見えませんが
ミニバイス(小さな万力)を使って固定しています

概ね加工が完了しました

既製品とどこが違うかというと

並べてみるとよくわかりますね

1・2弦部分の削り込んだ位置です
既製品を使うと削り込んだ部分の端を弦が通過するような感じになってしまうんですね
なのでご覧のように加工しました

これでサドルは良いでしょう

ブリッジに付けてみると良くわかりますね

あとは溝を付けて完了です

次にナットを加工していきます

素材はサドル同様無漂白の牛骨です

しっかりと仮置きした状態で
フレットのRをトレースしていきます

使っている鉛筆は半分に割った鉛筆です

Rに合わせて削り込んでいきます

まあだいたいこんな感じで良いでしょう
それにしても牛骨からオイルが少しずつ染み出てきますね

今度は溝を掘るためのマーキングです

スチューマック製のゲージを使います
こんな感じでしょう

使うナットファイルもスチューマックの物ですね

ただしこのナットのサイズはエレキ用に購入した物なので
アコギの弦とは若干サイズが合いません
何とかごまかしごまかしこいつを使って溝を掘って行きたいと思います

バイスにはさんで気持ちオーバーサイズになるよう削ります

いきなり深く切り込むと修正出来なくなるので
最初は浅く切り込みます

その後実際に弦を張って微調整を繰り返します

さあ、サドルもナットも微調整が終了

完成です!!

それでは全貌を

まずはブリッジ周り
ブリッジは木蔵さんの黒檀です
ピンも黒檀、センターに白蝶貝のドット入り、ゴージャスです
んでもってサドルは自作の無漂白牛骨

ロゼッタ周り

アバロンを切り出して装飾を施しています

ヘッド周り

突き板はローズウッド
ペグはゴトー製
ナットは白く見えますが無漂白の牛骨

トラスロッドのふたは気が向いたら作ります
このままでも良い感じなので・・・・

もう少しヘッドに装飾入れた方が良かったかもしれませんね
せめてバインディングくらい巻いた方が見栄が良かったかも・・

ボディーエンド周りです

エンドピンもブリッジピン同様、黒檀に白蝶貝のドット入りです

ボディーの塗装はニトロセルロース
経年変化する塗料をチョイスしています

ネックはウォルナットの突き板を挟み込んだ5P
塗装はワシンのオイル仕上げです
手触りもさらりとしていて良好です

ボディーバックは派手な虎目杢

まあ、なんと表現して良いのでしょう・・
木蔵さんの社長なら気の利いた言葉も出てくるのでしょうが
私にそんな文才はありません!!

ボディーバックの全貌

ネック・サイド・バックがメイプル製のアコギは滅多に見ないので
何となく違和感がありますね

製作に時間がかかったせいか
トップ材も若干飴色に変色しているように見えます

今回はヘッドにもボディー内にもマークは一切付けていません
理由は特にありません!

音はキンキンした音になるのかなと思ったのですが
意外とウォームな感じですね、サスティーンも良好
こうやって見てみるとサウンドホールでかく見えません?

なにはともあれ、完成です!

 

製作期間1年8ヶ月、アコギ2作目完成

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