14_08_012

ボディーバックのブレーシング加工を進めます


まずは木蔵さんから調達したスプルースをブレーシングサイズに切り出します

トップのブレーシングも考慮して4本切り出しました

見た目は赤いですが本物はかなり白いです

 

所望の長さにカットします

ブレーシングのRはベルトサンダーで削ります

削っては図面と合わせるの繰り返し

図面通りのRが出るまで少しずつ削ります

全てのR加工が終わりました

次はブレーシングを接着する準備です
まずは設計図にブレーシングの延長線を書き入れます

これはバック材にブレーシングの位置を書き入れるための準備です

全ての延長線を書き入れたならばボディーバックを設計図に乗せます

設計図に書き入れた延長線に定規をあててボディーバックに線を書き入れていきます

 

この方法だと正確にブレーシング位置をバック材にトレースアウトすることができます

まずはXブレースの交差する部分を加工していきましょう

交差する角度は90度です
デザインナイフでちまちま削っていきます

まあ、こんな感じで良いでしょう

こんな物も作ってみました、ブレーシングではありませんよ

これはXブレースを圧着するときに使うジグです
直接ブレーシングにクランプをするわけに行きません
何より圧着したときにブレーシングの上の部分が反ってしまっては
ボディー材のラウンドが整形されません
なのでブレーシングの直線の部分は直線のまま圧着する必要があるわけです
これだけ太いジグで圧着すれば反り返ることは無いでしょう

それではブレーシングを圧着していきます

余計なところにタイトボンドが付かないようにマスクしておきます

こんな感じで圧着していきます

これははみ出たタイトボンドを拭き取って
マスクをはずした後の写真です

ロワーブレースも付けてしまいましょう

Xブレースに対する角度の調整をしてから圧着します

良いようですね

2時間ほど経過したので Xブレースのクランプを外して
ロワーブレースとアッパーブレースも圧着してしまいます

ウエストブレイスはCクランプが足りないので後から圧着します

タイトボンドが硬化するまで時間があるので
サイド材のボディーエンド部を加工していきます

今回はVの字に加工するのではなく
ボディーバックのセンターラインと同じ加工を施します

まずは6mmの溝を掘ります

溝が掘れたならば必要な材が合うかテストします

OK!

一度部材を外してからタイトボンドを塗って圧着します

 

はみ出た部分は削り落とすので当木も使わないで圧着しちゃいます

力の掛からないところなので1時間も放置しておけば十分でしょう

とりあえず昼飯でも食べてきます

約1時間経過

この様な感じで部材がはみ出ていますね
この程度ならサンディングブロックで削っても瞬殺ですね

はい、面一になりました

エンド部分の加工完了です

2時間ほど経過したので
トップブレースとロワーブレースのクランプを外して
ウエストブレースの圧着にかかります

これでバック材のブレースは全て仕込み終わりです

またまたしばらく放置ですね

暇なので工房の掃除でもします

約2時間経過

クランプを外してボディーバックのラウンド具合を確認してみます
しっかりとラウンドしていますね

縦方向のラウンドはどうでしょうか

縦方向はボディーエンドの方がラウンドしています

それではブレーシングの先端を加工していきます

まずは蚤で荒削りします
、Xブレースの右下部分です

次にサンディングしてなめらかにします
ロワーブレースの右部分です

この作業を全て施します
時間がかかりそうですね

どのくらい時間を費やしたでしょうか

とりあえず全ブレースの先端部分の加工が終わりました
次はブレースのエンド部分の加工です

中央部分はこの様な感じですね

美しいです・・・・・

この作業はもっとも好きな作業です

ブレースのエンド部分を斜めにカットしていきます
設計図ではこの部分は直線的にカットするようになっています
個人的には緩やかなスキャロップにした方が美しいのでスキャロップにします

はい、全てのスキャロップ加工完了

陰影が付くと美しいです
この部分はサウンドホールから部分的に見えるので特に丁寧に加工します

ちなみにボディーバックの表側にはジグを作ったときの端材を貼り付けて
傷が付かないようにガードしてあります

これで木の切りくずを気にしないで
材をグリグリ回すことができます

今度はセンターに貼り付ける割れ防止の材を準備します

トップ材から切り出した端材を有効活用します
バンドソーで20mmの幅にカットします

ブックマッチした部分の割れ防止ですから
割れ防止材の木目方向はこの様になります

 

Xブレースの中央に合わせるため先端を45度の角度で切り落とさなければなりません

ごらんのように割れ防止材を正確に45度の角度でカットします

次に同じ方法で反対部分を45度にカットします

これで材に対して左右均等に45度でカットできたわけです
んじゃ仮置きしてみましょう

良いんじゃないですかぁ〜

接着!!!!!

この部分はCクランプでも届かないので圧着できません

タイトボンドを薄く塗って全体重をかけて10分ほど待ちましょう

ヒューマンクランプです!!

押さえておくの大変でした

タイトボンドのクローズタイムは10分〜15分
材の反発などの力が掛からなければ10分程度で動くことはありません

ちなみにオープンタイムは5分です
タイトボンドを塗って圧着までの作業を5分以内に行わなければならないと言うことです

作業時間がほしい場合はオープンタイムが10分のタイトボンドVを使うと良いですね
クローズタイムは20分〜25分です

気がつくとすでに21時・・・・・

今日の作業開始は8時ですから
途中で休憩したとしても12時間は作業しています
労働基準法では1日に8時間を超えて就業させてはならないとありますから
4時間は残業ってことでしょうかねぇ〜

最後にボディーエンド部分はこんな感じになります

まあ、もう少し工夫して見栄えが良いようにはしますけどねぇ〜
それはこうご期待ってことで

本日の勤務終了!!

さあ、飲むぞ!ってかすでにかなり飲んでますけどぉ〜!

次回予告

トップ材のロゼッタ加工です

【戻る】 【 SMALL JUMBO 】 【次へ】